フランチャイズ(FC)の仕組みが異色!鳥貴族の独立支援制度とは

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独立開業支援制度を取り入れて大成功を収めている鳥貴族ですが、それを独特の制度として社員に適用しているのが鳥貴族のやり方です。

ここでは、鳥貴族独自のフランチャイズなどについてご紹介します。

1. 鳥貴族のフランチャイズ(FC)の仕組み

鳥専門店が街のあちらこちらで開店、閉店を繰り返している中で、創業31年という「鳥貴族」は、今もなお一流の鳥専門店として賑わっています。『鳥を食べに行くなら「鳥貴族」だ』というサラリーマンが多いのも支えになっているのです。

鳥貴族がここまで進歩したわけ、仕組みはどういうものなのでしょうか。

1-1. 鳥貴族が取り入れている「カムレードチェーン」とは

31年経った今も人気を継続している鳥貴族ですが、そこには、鳥貴族フランチャイズという、鳥貴族の身内にだけフランチャイズを与えるという「カムレードチェーン」という独自のフランチャイズスタイルを確立されているのです。それが、いまだに成長続ける鳥貴族の特徴であると言えます。この「カムレードチェーン」はいったいどんなものなのでしょうか。

鳥貴族の特徴のカムレードチェーンは、カムレードが「同志」を表していることからもわかるように、社員が会社の経営理念を理解、共有してともに成長するという鳥貴族独特の仕組みになっているのです。このことが鳥貴族が人気を継続している強みになっています。なので基本的に外部にはフランチャイズの権利を渡さないで拡張していくということになっています。

要するに、直営店と心同じくする同志のお店による出店になり、このことが鳥貴族が長く続いている要因になっているのです。

1-2.均一で勝負してきた鳥貴族

30年前に倒産の危機を乗り切った「均一」というものにこだわった勝負は、1店舗から500店舗になり、今後10年後には2000店舗達成という目標を掲げている鳥貴族ですが、これもスタッフやカムレードチェーンオーナーに「トリキチLOVE」という情報を発信している会社の努力があってのことでしょう。この「トリキチLOVE」は、鳥貴族独特の仕組みを象徴しているもので、社員を非常に大切にする会社の姿勢がよく表れているものと思われます。

2. 鳥貴族の独立開業支援制度とは

鳥貴族が取り入れた独立開業支援制度ですが、そもそも独立支援制度は、多くの企業で実施されています。飲食店で働く多くの人が独立開業を目指す中で、企業そのものがそれを支援するというものなのです。飲食業では、そうすることによって支援がしやすいというメリットがあります。また、独立した社員も学びやすい仕組みになっていると言えます。

2-1. 独立開業支援制度と一般のフランチャイズの違い

では、この独立開業支援制度と一般のフランチャイズの違いをご説明します。フランチャイズは会社本部は店舗運営のノウハウを与えます。与えられるのが加盟店になります。本部は加盟店を支援し、その代わりに加盟店は利益の一部を本部に還元します。
極端に言いますと、初心者であっても、本部から指導・助言していただけますので、フランチャイズとして出店できるということになります。

独立開業支援制度は「のれんわけ」とも言われたり、「社内フランチャイズ制度」と言われたりします。要するに、ある程度の経験年数や独立資金を持っていれば、店舗の商標利用を許可してくれる制度と言えます。たとえば鳥貴族の場合には。「鳥貴族」の名前を使用できるほか、運営に必要な資金面の補助もしてもらえるのです。

2-2. 独立開業支援制度のメリット、デメリットは

独立開業支援制度で開業する場合のメリットは、今後運営する店舗で前もってスタッフとして働くことができるのです。つまり、そのお店で店舗の様子や雰囲気、知識やスキルを学ぶことができることになります。鳥貴族ではこの独立支援制度のメリットをうまく活用し鳥貴族自体が長く続いているのです。

デメリットとしては、本部の方針で動いていくことになりますから、経営方針や営業時間などについては、自分の裁量では決めることができないということになりますから、独自性を出すという点では満足のいくものにはならないことになります。鳥貴族では、このデメリットについてもある程度の融通性を持った対応をされているのです。

2-3. 鳥貴族の独立開業支援制度の特徴

社員に店を任せる、それが、鳥貴族の独立開業支援制度の特徴なのです。加盟店はあっても鳥貴族ならではの考え方に基づくものになっています。社員や元社員にお店を任せることで、共有することができるということです。独特の独立開業支援制度で、社員の多くが独立を果たしています。それを鳥貴族は「社員の起業」として応援するのです。

3. 鳥貴族がフランチャイズ(FC)加盟店を受け付けない理由

鳥貴族は、30年前に「村さ来」が全国展開をしている中でのスタートになりました。このとき、社長さんは「一店目をオープンしたが、500店舗になるまではやろう」という決心をされていたようです。そして、「均一」というスタイルが確立されたのが、今鳥貴族で有名な「貴族焼き」と「発泡酒」の導入のときだそうです。

3-1.「均一」が定着

このときから「均一」が定着して、出店ペースが上がったようです。他の居酒屋も鳥貴族を真似るようになります。その時にも「共に一丸となってやっている自信」と「頂点を目標にやっている自覚」というものをしっかりと持っていたので、他の居酒屋とは大きく違うという思いで営業を続けていかれたのです。メニューだけをまねても長続きはしないと、まねのできないレベルにまできている鳥貴族の自信というものがよく見えます。

3-2. 「独立」「支援」「自信」という3つの要素

ここまでで「鳥貴族がフランチャイズ加盟店を受け付けない理由」がおわかりいただけたでしょうか。そのキーワードは「独立」「支援」「自信」という3つの言葉があげられるのです。「のれんわけ」については、前述しましたが、鳥貴族の進歩は「独立」するスタッフを信頼し認めているということです。フランチャイズ加盟店を受け付けない理由の一つが「独立への信頼」といえるのです。

支援体制がしっかりしていることも見逃せません。加盟店ではなく、社員の独立を支援することを重要視しているのです。そして、「自信」を持って経営を進めている体制が今の鳥貴族を支えているのですから、一般的なフランチャイズ加盟店を受け付けてしまうと、加盟店そのものが、ほどほどの収入しか目指さなくなってしまうということなのでしょう。

3-3.「共有」は社員だからこそできるもの

「均一」という店の特徴は、社員がフランチャイズ加盟で活躍しやすい状況を作り出しています。鳥貴族がフランチャイズ加盟店を受け付けない理由は、自社の社員がやりやすい環境でのスタートを切れるようにしているからです。「共有」というキーワードでありますが、社員だから共有できるというものなのです。

鳥貴族のフランチャイズの特徴

鳥貴族のブランド力は、社内フランチャイズという形での独立ということが根本にあります。お客様は「鳥貴族」の名前で集まってきます。今大都市を中心として展開する鳥貴族のすごさは、このブランド名にあるのです。それは、「共有」というキーワードで成り立っているとも言えるでしょう。

宣伝や広告をする必要はなく、自然にお客様は集まってきます。「さあ、鳥貴族に行くぞ!」という声があちらこちらから聞こえてきます。鳥貴族のような独立支援をしている企業は、このようにして企業を成長させているのです。フランチャイズの仕組みについておわかりいただき、鳥貴族のこれからの成長にも注目です。

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