フランチャイズ加盟店・オーナーによくある悩みと解決策

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ここ数年、フランチャイズ店の経営を希望するオーナーの方が急速に増加しています。

その筆頭は大手コンビニエンスストアのチェーン店。

近隣にコンビニ店がありながらも、次々と出店し、いまでは同じ町に何店もコンビニエンスストアがあるのも珍しくありませんね。

フランチャイズを希望する人が増えた背景には、年金の減少や社会保障費の増大で、老後の生活が心配だということがあります。

以前ならば、退職金を貯蓄して、毎月の年金で生活していくという老後プランでやっていけたのですが、老後破産という言葉も珍しくない今日。

年金だけでやっていくのは到底不可能な時代になってしまいました。

それならば、退職金を貯蓄に回すのではなく、加盟金としてフランチャイズを経営すれば、収入面も安定し、老後の生活の不安も減少するということなのですが、やはりフランチャイズを経営するにあたっていろんな悩みを持つオーナーさんが存在するのも事実。

どんな悩みが多いのか?そしてその悩みは簡単に解決できるものなのか?フランチャイズ経営の悩みと解決策についてまとめました。

1. フランチャイズ加盟店・オーナーによくある悩み一覧

フランチャイズ加盟店のオーナーさんの悩みは、大きくわけて3つあると言われています。一番多いのは経営、売り上げに関する悩みですね。そして、売り上げの悩みに関連して本社との契約上の悩みがあります。そして店舗運営に関する悩み。

どの悩みも当該者のオーナーにとっては深刻なものです。それぞれの悩みの詳細と解決にはどんな方法があるのでしょうか?

1-1. フランチャイズの悩み① 売り上げが上がらない

定年後に退職金を加盟金に回して飲食店のフランチャイズ経営者になったものの、契約前に提示された売り上げ金額に到達せず赤字経営が続いている。

特に近隣に同業種の出店があったわけではなく、開店前と状況が変わってるわけでもないが今まで黒字になった月が珍しいというくらいの経営で、フランチャイズの契約更新をするべきかどうか考えている。

◆悩みの解決策

売り上げが思ったようにあがらないというのが、やはりフランチャイズ経営で一番多い悩みです。
この場合理由としては二つあり、一つはこの事例のように、開店当初から売り上げが目的に達しないケース。
もう一つは近隣の状況変化により赤字に転じたというケースですね。

今回の悩みの場合は、開店当初からの売り上げ不振なので、契約前の市場調査で本社が提示した売り上げ予測が的確なものであったかどうかが問題になるでしょう。売り上げの見込みの根拠について本社に問い合わせ、納得できる回答が得られなかった場合は弁護士事務所や、フランチャイズ相談センターに相談するのがいいでしょう。

売り上げの予測の根拠が不透明な場合、契約違反となり、加盟金や過去の赤字を補填する賠償を請求することが可能です。

1-2. フランチャイズの悩み② 近隣の状況変化で売り上げが大幅に減少

開店当初は本社が提示した収支予測通りに経営ができたが、出店して数年後に近隣に同業種が出店。店から数百メートルの営業圏なので、顧客を取られ、売り上げも赤字になってしまった。

◆悩みの解決策

同じ売り上げに関する悩みでも、①の開店当初から赤字続きというわけではなく近隣の状況変化により売り上げが減少した悩みです。
近隣の状況変化の場合は同業種の出店の他にも、近隣の集客施設や大きな会社、工場の閉鎖などにより人通りが減ったということもあります。

フランチャイズの場合は同じ加盟店を近距離に出店できないという規則がありますが、違う加盟店でしたら自由競争ですから出店制限をすることもできません。大きな工場の閉鎖や企業の撤退などで人通りが減った場合も開店時から想定されていたものでなければ本社に責任を問うことはできません。

解決策としては、本社と強力してその場所で営業体制を強化すること、もしくは移転という手段が考えられます。移転になるとかなりの費用がかかりますので、この場合はフランチャイズ本社との協議により営業体制を整える、経費を節減するという方法の方が現実的と言えるでしょう。

1-3. フランチャイズの悩み③ 人材不足で休日を取ることができない

毎日のように仕事に追われろくに休みを取ることができなかったサラリーマン生活に見切りをつけて早期退職。退職金でフランチャイズ加盟しオーナーとなったが、アルバイトの人材が集まらず、オーナー自ら仕事に出なければ店舗経営が成り立たない状態。

サラリーマンの時代よりも自由な時間が取れなくなり完全に本末転倒の状態になってしまった。

◆悩みの解決策

現在は、売り手市場の世の中。フランチャイズ経営に限らず人材の確保というのは大変厳しい状態になっています。
通常時の人手不足で、全くオーナーが休みを取れない場合は本社に人材の救援を要請することができます。

しかし、あくまでも臨時の補充になるので慢性的に人材が不足している状態ならばその改善策を本社の担当やスーパーバイザーと話し合いをして問題を解決する必要があります。待遇面の改善だけで人材の確保が可能であるならば、そこは本社との交渉で待遇の改善を考えていくべきでしょう。

1-4. フランチャイズの悩み④ フランチャイズの更新を打ち切られる

3年毎の契約更新で、過去2回契約更新を行っていたが、次の契約時に契約を解除するという通達があった。理由については書いておらずこちらは契約更新の意思があるにも関わらず一方的な解除通告。契約を解除されると仕入れができなくなり実質的に営業ができなくなるので非常に困っている。

◆悩みの解決策

フランチャイズの契約解除は、双方の合意があったものでなければ成り立ちません。例外としてどちらか一方に大きな過失、または契約違反があった場合は双方の合意がなくても契約解除が成り立ちます。
まずは契約更新できない理由について本社に質問することが必要です。明確な回答がない場合は弁護士事務所やフランチャイズ相談センターなどで相談するのがいいでしょう。

1-5. フランチャイズの悩み⑤ 初心者で店舗の運営ノウハウがわからない

ずっとサラリーマン生活だったので店舗経営に関してのノウハウは全くなく、開店前までに研修があるということでフランチャイズに加盟しましたが、数日の研修では全くノウハウを身に着けることができず、そのまま開店。現在もよくわからない中運営を続けています。スーパーバイザーの来店も当初の予定より少ないし、この先経営していけるのか不安です。

◆悩みの解決策

フランチャイズ本社には加盟店に対して、支援・指導の義務があります。この場合どういった研修が行われたか定かではありませんが、研修の内容、そして期間が不足していた場合は本社側は再度研修を行う必要があり、そうでなくてもスーパーバイザーの来店頻度を高くし、円滑な運営を心掛ける必要があります。
どちらの対策も取り得ていない状態であるならば、フランチャイズの指導義務違反になるので加盟金などの返還を求めることも可能となります。

フランチャイズの悩みと解決策まとめ

経営に関してのノウハウも、流通網もなにもなくても加盟金さえ支払えばすぐに経営できるフランチャイズ経営は魅力的です。また、個人ではなかなか獲得できないブランド力が最初からあるので、個人の出店よりも最初の経営は楽だと思いますよね。

それでも結構悩みを持つオーナーがいるのは驚きました。悩んでいるうちに状態は改善されないので、どんどん問題は深刻化してしまいます。そうなる前に早めに専門機関や弁護士事務所に相談することが一番の解決策になるでしょう。

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