クレジットカード利用はとても便利でついつい使い過ぎてしまうこともあります。
いろんなお店でクレジットカード決済が出来るようになっていて便利なっている反面、クレジットカード利用が原因のトラブルも相次いでいます。
実際に消費者センターに寄せられている相談内容を見ていきましょう。
Contents
1.消費者センターはどんなところ?
地域によって名称が違うこともありますが(消費生活センターなど)、地方公共団体が設置している行政機関です。
事業者に対する消費者の苦情相談や、消費者啓発活動や生活に関する情報提供などを行なっている機関です。
消費者安全法では事業者に対する消費者からの苦情に係る相談などの事務を行う施設などの設置義務を都道府県に課し、市町村に設置の努力義務を課しています。
2.クレジットカードのトラブルで消費者センターに相談できるケースとは
実際に寄せられている相談内容は下記の通りです。
ケース①クレジットカード会社から「残高不足のため引き落としができませんでした。」と連絡が来た。
30万円以上口座に入っているはずで、クレジットカードの利用は10万円以下のはずだが引き落としができなかったと言われた。
不思議に思い銀行口座の残高を確認したがやはり30万円以上入っている。
クレジットカード会社に確認の連絡をしたら、「利用額が45万円で残高不足のため引き落としができませんでした。」と言われた。
明細書を取り寄せ確認してみると、見に覚えのない利用額が35万円を超えていた。
いつのタイミングかは分からないが不正に使用されていた。
神奈川県在住で、県内から出ていないのに、利用は鹿児島県になっていた。
いくら説明しても、不正利用の証拠がないと言われ請求され続けている。
ケース②クレジットカードを申し込んだ際に、キャッシング枠も一応つけておいた。
一度も利用していないのにキャッシングの金額が支払われていないと連絡が来た。
クレジットカードの利用限度額を超えて買い物をしていたらしく、何故かキャッシング枠を利用して購入をしていることにされていた。
通常であれば限度額を超えていれば使用できないはずだが、何の連絡もなくキャッシング枠を利用して上限を超えさせていたと言うのです。
利用する気もなく、クレジットカードはリボ払いに設定していたのですが、キャッシングに関しては一括での請求になると5万円請求されて困っている。
確認をしていなかった自分も悪いが、そのやり方は納得できないし、5万円も一括で払うと生活ができなくなるので分割払いにできるようにして欲しい。
ケース③リボ払いでの申し込みをしたが、何故かリボ払いに設定されていなかった。
それを知らずに20万円の限度枠いっぱいに買い物をしてしまった。
請求書が届いて気付き、一括で請求されていた。
もちろん支払えるわけがなく、困っている。
絶対にリボ払いでと話した記憶がある。
買い物をしてしまった自分も悪いが、リボ払いの設定の方法などを分かりやすく説明してこなかったクレジットカード会社も悪いと思う。
払えないのでリボ払いと同じ設定にし直して欲しい。
ケース④2年間クレジットカードを利用してきて、限度額が上げれると連絡があり上げることにした。
必ず上げれるが、一応審査があると言う。
言われた通り限度枠を上げるために審査を通すと「不可」となり、何故かカードの利用まで停止された。
家賃などをクレジットカード決済していて、給料日でクレジットカードの支払いをして生計を立てていたので使えなくなるととても困る。
上げれると連絡してきた人のせいで上げるどころか利用できなくなった。
それに加え、カード利用停止のため一括で支払うようにと手紙が届いた。
余計なことをしたせいで利用できなくなり、聞いていた説明と違うので迷惑している。
利用できなくなったことで生活が苦しくなった。
上限を上げれると言ってきた人間にとても腹がたつし、カードを利用できるようにしてほしい。
ケース⑤財布を紛失し、クレジットカードを止めるのを忘れて数日過ごしてしまった。
その間に、見に覚えのない利用があり、高額になっていたためすぐにクレジットカード会社に連絡をした。
「本当に本人が利用していない他人による不正利用かどうかの確認が取れないので、まずは一料金を支払ってください」と言われた。
支払った後に、他人による利用だと証明できた場合返金すると言われたが30万円も支払えるほど余裕がない。
それを伝えると、支払えない間は利用を停止すると言われ困っている。
財布を落としたのは自分の不注意だが、自分が利用していない代金を支払うのも納得がいかないし、支払えないと停止すると言われても、財布を紛失しているのでどうやって生活すればいいのか分からない。
支払い義務を無くし、停止されないようにして欲しい。
このようにさまざまなトラブルによる相談が寄せられています。
見に覚えのない利用などで困っている場合にも相談することができるので、一度相談されてみてはいかがでしょうか。
3.どんな解決方法があるの?
相談内容によって対応が違ってくるのですが、相談員がトラブルの内容をお聞きし、相手事業者に連絡をし内容の確認に努めます。
事実確認が取れた後、相談員が適切なアドバイスや、解決方法を指示してくれます。
4.怒られたりしないか心配
相談員は資格保持者で、相談に乗るプロとして相談を受け付けています。
対応もきちんと教育を受けていますので、怒ることはありません。
安心してご相談ください。
消費者センター クレジットカード・まとめ
クレジットカードに関するトラブルは珍しいことではありません。
何か困りごとがあれば速やかに消費者センターご相談ください。
クレジットカードの利用方法などはきちんと考え、管理しながら利用することが好ましいですが、いつトラブルに発展するかは分からないものです。
一人で悩まずに消費者センターに相談することで気持ちも楽になると思います。
この機会に最寄りの消費者センターにご相談ください。